いのいち勉強日記

Turingで自動運転の開発をしています。京大でPhDをとりました。Kaggle Grandmasterです。

GoogleがDaydream VR HMD用6DoFコントローラがでる?!

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GoogleのスタンドアローンのVRヘッドセットであるMirage Soloのアクセサリを公開しました。
このアクセサリを使うことで6DoFのコントローラーを使えるようになるようです。
 
Googleのページはこちら↓
Daydream 6DoF controllers (Experimental)  |  Google VR  |  Google Developers
 


アクセサリ

 
アクセサリにはMirage Soleの前面につけるFaceplate6DoFのコントローラーが二つのようです。
 
FaceplateはUSBで本体と接続して、6DoFコントローラーの位置を正確に捉えるために利用されるとのこと。Faceplateからは赤外線が出されて、コントローラーとの相対的な位置をつかむのに使うそうです。もともとMirage Soloについているカメラと赤外線を使い、機械学習で計算するとこでより正確なコントローラーの位置と向きを推測できるようになったようです。
 
6DoFコントローラーには、クリックボタンのついたタッチパッドとトリガー、グリップ、アプリボタン、Daydreamボタンがついています。
 
 

いつ手に入るか

 
現在は開発者用の応募フォームがオープンされています。残念ながら現段階ではアメリカからのみ受け付けているようです。日本でもゲットする人がすぐに出てくるかもしれませんが、いずれにせよコンシューマー用が発売されるまではまだ先になりそうです。しかし、競合であるOculusのSanta Cruzが来年2019年初期に発売される予定であることを考えれば、来年の同時期くらいには一般にも販売されるのではないでしょうか。
 
 

追記:シースルーモードでMR体験も!

 
アクセサリをつけることで6DoFコントローラーを使えるということでしたが、それにとどまらずシースルーモードも検証しているようです!シースルーモードとはVRヘッドセットについているカメラを使って現実世界を見ることです。これによりVRをしていて現実世界に戻るときにいちいちヘッドセットを取らなくて済むといったことに加えて、AR的な使い方も期待されます。
 
Googleのブログを見てみると、Mirage Soloをつけたまま卓球をしている映像があります。
 
特徴は…
・映像の遅延がないこと
・実際の目の位置とカメラの位置の関係を補正し距離感を正しくしていること

それにより卓球ができるレベルまでうまく現実世界を見ることができるようになっているようです!卓球できるならたしかに日常生活のことならある程度問題なくできる気がしますね!

さらに、その下には3Dオブジェクトを表示している映像もあります。これはシースルーモードに加えてトラッキングのテクノロジーを活用することでAR的な機能がつかえるということです。まさにMRのヘッドセットへと進化している最中なんですね!期待感が高まります!!!
 
developers.googleblog.com
 
 

まとめ

 
2018年にスタンドアロンのヘッドセットが登場して、高品質のVRがすごく手軽に体験できるようになりました。そこから1年でそのスタンドアロンに6DoFコントローラーが使えるようになるっていうのはすごい進歩ですね!6DoFコントローラが使えると没入感がさらに増すし、アプリの幅も一気に増えると思います。さらなる情報が出るのが楽しみです。
 
参考記事↓
uploadvr.com